作文小論文専門学院の添削通信教育(高校生講座)
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5STEP学習でスラスラ書けるようになって喜んでいる高校生の画像
5STEP学習法誕生までの道のり

小論文の指導者を志していた私は大学卒業後、進学塾の専任講師になりました。担当は、大学受験までの国語と小論文指導でした。進学実績には満足していたため、他の先生方からすれば何のストレスも感じていないように見えたかもしれません。

 

しかし、私は小論文の授業や添削指導をしながら常に「不安」を感じていました。その不安とは・・・

 

信じられないほど「小論文を書けない」高校生が数多くいたことでした。「小論文と作文の違いを明確に理解していない」「大学入試の減点ポイントを知らない」「論理性に欠ける」など、不充分な箇所はそれぞれ違いますが、ひとりひとり小論文に弱点を抱えていたのです。

 

「このままだと絶対に弱点を克服できない」と思い、勤務中はもちろんのこと帰宅してからも、生徒の原稿用紙の1枚1枚に丁寧に赤ペン(添削)を入れ続けました。

 

このような添削指導を日々行う中で「書けない原因」が明確になったのです。その原因とは・・・

 

小論文の「基礎的な書き方」さえ教わっていなかったのです。私は「高校生なら基本的な書き方は身についている」と思い違いしていたのです。これは少し考えれば分かることでした。あなたは小中学生のとき作文の書き方を教わった経験があるでしょうか?ほとんどの人は指導された記憶はないでしょう。

 

「基礎的な書き方」や「小論文のコツ」をマスターしていなければ、意見の書き方・理由の書き方・段落構成など、様々なポイントで大きく減点されてしまう可能性があります。

 

つまり「小論文の書き方」を身につけない限り「合格」レベルの文章を書くことは難しいのです。

 

今の状況を高校生達に伝え、大学入試に不可欠な「小論文の書き方」を何の基礎知識がなくても理解できるように精一杯分かりやすく説明しました。「小論文の書き方」を理解した生徒達は、表情が明るくなり、多少難しいテーマでもそれほど苦労せずに書けるようになりました。

 

しかし、達成感を得たのは一瞬のことでした。そのあとすぐに私は、一段と深刻な悩みと向き合うことになるのです。

その悩みとは・・・

 

想定外のテーマだと「何を書いていいのか全く分からない」「どのように発想すればいいのか見当もつかない」ケースが多々あることです。この悩みを解決するために、5か月から6か月ぐらい試行錯誤しましたが、結論には至りませんでした。

 

授業をしていても帰宅後も「どうにかならないものか」という思いが頭のどこかにありました。もやもやとした気持ちのまま時間だけが過ぎていきましたが、ある日、私立高校の国語教師をしている知人を思い出し、わずかな望みをかけて「大学入試の小論文で、どんなテーマにも対応できる方法はないか」と質問しました。

 

彼は30秒程度黙り込み、その後「難しいだろうな」とぼそりとつぶやきました。私はその瞬間すべての望みを絶たれたような感覚に陥りました。

 

「もう断念するしかない」そう覚悟したつもりでしたが、小論文講師である以上、どうしてもあきらめられませんでした。知人に頼み込み、大学卒業後も付き合いがあるという文学部の教授を紹介してもらい、知人にした質問と同じ内容を教授に1時間近く聞いていただきました。

 

すると「大変な作業だけれど、評論文をたくさん読めば何かつかめるよ」と具体的に指導してくれたのです。

 

そのときは、どのように解決策に結びつくのか分かりませんでしたが、具体的な指導をいただいたことで可能性を感じ、言葉では表現しづらいほど感情が高ぶってくるのが分かりました。

 

その後、評論文を読んで内容をメモ書きするのが日課になりました。ほとんど休みなく毎日4・5時間、休日の日は6時間から7時間、評論文を読み続けました。学習塾専用教材や本屋で売られている教材を購入し、毎日毎日熟読した結果、ついに探し求めていた「2つの解決策」を手に入れることができたのです。

 

1つ目は「深い知識」を自分の中で「消化」できていることです。浅い知識では役に立ちませんし、深い知識でも理解が不充分だと効果は期待できません。そして、予想外のテーマに対応するために不可欠な要素が「2つ目の解決策」です。それは・・・

 

「主旨をいくつかに分類できる」ことです。もちろん、100の課題文があれば100通りの表現があります。

 

これは例外なく言える話だと思います。しかし、大学入試の課題文の主旨は無限ではないのです。いくつかに分類することができるのです。

 

ひと言で表すなら「法則」のようなものです。「法則」さえ身につければ、ほとんどのテーマの発想ができるのです。

 

学習塾専用教材と市販されている書籍は、私の知る限りすべて読み尽くしました。自宅の本棚には、100冊を超える問題集と教科書が学年別に並べられています。

 

書籍の購入費も年月も予想以上にかかりましたが「これなら思い通りに書けるよ」「この方法なら発想できるよ」という高校生達の声を聞き、これまでの努力がむくわれた気がしました。小論文の指導に悩んでから、8年後のことでした。

 

「5STEP学習法」とは、どのような勉強方法なのか、各ステップごとに紹介しておきますね。

※5つのステップで「書く技術」をマスターする小論文学習方法です。

STEP1 小論文の書き方を学ぶ

大学入試の小論文学習において、絶対に間違ってはならないのが「書き方」です。なぜなら、どのような書き方を身につけるかによって、合格・不合格の判定に大きな影響を及ぼすからです。

 

大学入試のどの出題パターンにも対応できなければなりません。作文小論文専門学院の添削通信教育講座では、予想外のテーマや様々な出題形式に対応できるように「7つの書き方」を丁寧に説明しています。

 

(1)「大学入試の小論文」と「作文」の決定的な違い

※小論文と作文の違いを正しく理解していない人が多いので注意が必要です。

(2)「大学入試の小論文の書き方」

(3)「11通りの書き出し」

(4)「小論文の段落構成について」

(5)「小論文の意見の書き方」

(6)「理由や根拠の書き方」

(7)「課題文や資料対策、3つの方法」

 

※小論文の学習経験が全くない人でも大丈夫ですよ。(1)から(7)まで、すべて基礎から説明しているので安心してくださいね。「7つの書き方」を習得するだけでも「小論文は難しくない」「小論文を得意科目にできる」そう感じてもらえるはずです。

STEP2 知識と発想力を身につける

確かに、小論文の書き方を理解することは重要です。しかし、それだけでは充分とは言えません。大学入試で問われるテーマに関して、知識がしっかりと身についていなければ、小論文の入試で高得点をとることはできません。

 

当然の話ですが、誰もが知っているような知識では高評価を得られないのです。「一歩踏み込んだ知識」を学んでおくことが非常に重要です。そうすることで、深い小論文になりますからね。

 

あなたが受験する大学で「市場経済」に関するテーマが出題されたとします。その場合、市場経済とは何かを知っているだけでは合格レベルの小論文にはなりません。次のような知識を頭に入れておかなければならないのです。市場経済なら、下記の6つの知識が不可欠と言えますよ。

 

(1)「資本主義」のメリットとデメリットとは

(2)「近代化」とは何か

(3)「西洋化」とは何か

(4)「合理主義」とは何か

(5)「科学技術」の功罪(良い点と悪い点)とは

(6)「東洋の思想」と「西洋の思想」の違い

 

※弊社の通信教育講座では、一般的には難解な用語も「易しく」解説しています。国語が苦手なあなたでも、小論文の学習が初めてのあなたでも心配しなくていいですよ。「理解できるかな」「勉強についていけるかな」と不安に感じる必要はありませんよ。安心してくださいね。

 

上記の(1)から(6)の事柄をしっかりと理解していなければ、大学入試の小論文で役立つ「知識」とは言えないのです。

作文小論文専門学院の添削通信教育講座では、大学受験の小論文対策として、不可欠な知識を幅広く学習します。

STEP2でしっかりと知識を身につければ、どんなことを書けばいいのか頭に浮かんでくるはずですよ。

 

※詳しくは「見本教材」のページをご覧ください。

STEP3 考える力をつける

大学入試の小論文で、どのようなテーマが出題されても対応するためには「考える力」が必須条件となります。

作文小論文専門学院の添削通信教育講座では、STEP2で説明した内容について、4名で討論する形式になっています。

 

次のように一人一人が自分自身の意見を主張し、話し合うことで「考える力」が高まるのです。テーマについて討論している4人の集まりに加わっている気持ちになって「あなた自身なら、どのように主張するのか」考えてください。そうすること「考える力」が確実に高まりますからね。

 

(Dさん)「市場経済や合理主義って・・・ということでしょ。だったら・・・などのメリットがたくさんあるんじゃないかしら。」

(A君)「確かに・・・というメリットはあるよ。でも、それ以上に大きな問題を抱えているんだよ。」

(Dさん)「どういう問題があるのか具体的に教えてよ。」

(A君)「最大の問題点は・・・だと思うよ。これは非常に危険な話だよね。」

(C君)「僕はそんなことはないと思うよ。だって・・・を認めないと僕達の生活は進歩しなくなってしまうからね。」

(Bさん)「気持ちは分かるけど・・・という大きな問題や危険性はどう解決するのよ。少し無責任な意見だと思うわよ。」

(A君)「そうだね。・・・に賛成するなら・・・という問題をどう解決できるのか考える必要があるよね。」

 

※弊社で使用する実際のテキストでは、考える力が高まるように、4人の主張を具体的に表現しています。

※あなたの身の回りに「自分よりも知識があるな」「自分よりも経験が豊富だな」と感じる人がいれば、是非意見を交わしてほしいと思います。そのような方々との交流は、あなた自身の知識や表現力を向上させ、ワンランク上の小論文を書く助けとなるのです。

 

※詳しくは「見本教材」のページをご覧ください。

STEP4 メモをしてから小論文を書く

STEP4では、STEP1からSTEP3までの取り組みで身につけた知識を駆使し、実際に小論文を書いていきますよ。

作文小論文専門学院の添削通信教育講座では、さらに書きやすいように「メモ」をとる形式になっているので安心してくださいね。

 

段落ごとに「何を書くのか」記入することで小論文が書きやすくなるのです。メモの書き方に決まりはないので楽な気持ちでいてくださいね。話し言葉でもかまいませんし、箇条書きでもかまいませんからね。STEP4で大切なのは、あなた自身が「何を述べたいのか」段落ごとに整理しておくことですよ。

 

※使用するテキストには、段落ごとにメモをとる空欄を設けてあるので安心してくださいね。

※高校3年生は入試形式で取り組みます。

※高校1年生・高校2年生は、大学入試を意識し、小論文を基礎から学んでいきますので安心してください。

STEP5 模範解答と解説を読む

STEP5では、模範解答と解説をじっくりと読み、理解してくださいね。

※模範解答と解説を読むのは、小論文を書いた「あと」にしてくださいね。小論文を書き終えた後に読むことで、次の3つの力が向上しますからね。

 

(1)自分自身が書いた小論文との違いが明確になる。

 

(2)表現力や語彙力がレベルアップする。

※大学入試の小論文では、表現力が乏しいと大きな減点になってしまう場合があります。そうならないために、テキストの模範解答を数回程度は読んでほしいと思います。何回も読むことで、表現力だけでなく、小論文の流れも理解できますからね。

 

(3)模範解答だけでなく解説も読んでおくと、同じ分野のテーマはもちろんのこと、異なる分野のテーマでも発想のヒントとして使える場合があります。

 

※文章を書くだけでなく、テキストの模範解答と解説もじっくりと読めば、あなたはワンランク上の小論文を完成させることができると思いますよ。

※作文小論文専門学院の添削通信教育講座では、添削コース・教材コースともに「模範解答」と「解説」が用意されていますのでご安心ください。

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